【2024パリ五輪】セリーヌ・ディオンの感動の歌声から驚愕の生首まで。開会式の見逃せないシーンを振り返り
アヤ・ナカムラ、ルーブル美術館前で熱唱
フランス系マリ人のポップシンガー、アヤ・ナカムラがルーブル美術館へと続くポンデザールに作られたステージに登場。ガガと同じく「ディオール」のゴールドの衣装で代表曲の「Djadja」「Pookie」をパフォーマンスした。一緒に出演したのはフランス国家憲兵隊の共和国親衛隊のギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団。異色のコラボが実現した。
マリー・アントワネット、首を抱えて登場
そして今回の開会式で観客を驚愕させたのはフランスを代表するヘヴィメタルバンド、ゴジラとオペラ歌手のマリーナ・ヴィオッティのパフォーマンス。マリー・アントワネットらしき女性が出現、自分の首を持って歌うシーンが流れると、舞台となったコンシェルジェリーの窓辺にも同じように首を持って立つアントワネットたちがずらり。
赤い煙やテープが乱れ飛ぶ迫力あるシーンは、オリンピックの開会式で初めて演奏したヘヴィメタルバンド、ゴジラの名前と共に間違いなくオリンピック史上に残りそう。
各国レジェンドが大集合
開会式のフィナーレに登場したのはスペインのテニス選手、ラファエル・ナダル。オープニングにも登場したフランスを代表するサッカーのレジェンド、ジネディーヌ・ジダンから聖火を受け取った。
ナダル選手はテニスのセリーナ・ウィリアムズ、陸上のカール・ルイス、体操のナディア・コマネチと共に船に乗り、セーヌ川を聖火を最終ランナーたちの元に。国境を超えた豪華レジェンドたちの大集合にスポーツファンは思わず胸熱。
1948年のロンドン大会に出場した100歳の金メダリスト、シャルル・コステ選手らこれまでのオリンピックとパラリンピックで活躍した選手たちの手を経て聖火を受け取った、柔道のテディ・リネール選手と陸上のマリージョゼ・ペレク選手が聖火台に聖火を灯した。
セリーヌ・ディオンの歌声がパリに響き渡る
聖火台が空に浮き上がる中、気球の背後のエッフェル塔に作られたステージに現れたのはセリーヌ・ディオン。「愛の讃歌」を熱唱した。2020年から闘病のために歌手活動を休止しているセリーヌ。そんな苦難を微塵も感じさせない力強いパフォーマンスを披露した。