1か月 寒さ底となるシーズン 高温・雪少ない傾向 周期的な寒波注意
気象庁は今日11日、この先の1か月予報を発表。一年の中で寒さが底となる時期ですが、この先も寒気の影響を受けにくく、全国的に気温は平年より高い傾向。西日本は平年よりかなり高くなる所も。降雪量は西日本日本海側で平年より少なく、北陸も平年並みか平年より少ない見込み。
一年で最も寒さ厳しい「寒の内」 高温傾向も寒気注意
気象庁は今日11日(木)、この先の1か月予報を発表しました。期間は1月13日(土)~2月12日(月)です。 1月20日(土)は一年で最も寒さが厳しい頃とされる「大寒」となります。ちょうど今の時期、1月6日(土)「小寒」から2月3日(土)「節分」にかけてを、一年の中で寒さが厳しい「寒中」や「寒の内」と呼びます。 例年、寒さが最も厳しい頃ではありますが、寒気の影響を受けにくい状況が続き、全国的に気温は平年より高い傾向となるでしょう。 西日本では、期間の前半はかなり気温が高くなる所がある見込みで、今日11日(木)、九州北部、九州南部、沖縄・奄美地方に「高温に関する早期天候情報」が発表されました。沖縄地方では17日(水)頃から、奄美地方や九州南部、九州北部は18日(木)頃から、気温が平年に比べて「かなり高くなる」可能性があります。高温に弱い農作物の管理などには注意が必要です。 1か月を通すと、気温は高い傾向ではありますが、寒気が南下するタイミングで寒中らしい寒さとなるため、寒暖差は大きく、体に堪えそうです。 ちょうど来週にかけて、日本付近には周期的に強い寒気が南下し、北日本を中心に、平年並みか平年を下回る寒さとなるでしょう。令和6年能登半島地震の被災地も凍える寒さが続きそうです。物資が行き届かない中でなかなか難しいかもしれませんが、できる限り暖をとって、安全な場所でお過ごしください。 全国的に、1月末から2月上旬頃は、寒気の影響を受けやすくなり、寒中らしい寒さとなるでしょう。比較的、この時期としては気温の高い日が続いた後に、厳しい寒さとなるため、体に堪えそうです。被災地では、避難生活が長引く中、まだまだ低体温症に気を付けながら過ごす必要があるでしょう。