DeNA・南場オーナー、渡辺恒雄氏を追悼「これまでの全てに心から感謝」
DeNA・南場智子オーナー(62)が19日、読売新聞グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆(享年98)の死去を受け、球団を通じて「突然のことで気持ちの整理ができておりませんが、深い悲しみとこれまでのご指導への心からの感謝の気持ちをお伝えしたいと思います」とコメントした。 南場オーナーが渡辺主筆と初めて一対一で顔を合わせたのは、DeNAの球界参入が決まる前の2011年だったという。「野球にとどまらない様々な話題に会話が広がり、最初は緊張でコチコチだった私も、お部屋を出る時には主筆にすっかり魅了されていました」と回顧した。 それ以降も親交は続き「戦後の日本の政治史などについてさまざまなご教示をいただきました。お話はいつも具体的で引き込まれましたが、ご自身で見聞きしたことと巷の情報を決して混同なさらないご姿勢、そして、いつも私自身の意見も述べるように促してくださるご配慮に感動し、多くの学びを得ました」と感謝。「お部屋で歌を歌ってくださった日の光景が今何度も私の頭の中でリプレイされています」と続けた。 「もう主筆とお話できないことがとても、とても寂しく、受け入れがたく感じます。これまでの全てに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。安らかにお眠りください」と悼んだ。