「絶対に踏んだって思いました」巨人・横川凱 “練習でいつもやってる”ベースカバーに自信
◇プロ野球セ・リーグ 巨人3xー2DeNA(7日、東京ドーム) 延長11回のマウンドにあがった巨人の横川凱投手。1アウトからDeNAの山本祐大選手にライト前ヒットを放たれ、ランナーを背負いますが、続く、京田陽太選手をファーストゴロに打ち取ります。 これをファーストを守る岡本和真選手がセカンドに送球。受けた門脇誠選手がすかさず、ファーストにボールを戻します。ベースカバーに入ったのは横川投手。ボールを受け取りベースを踏みますが、判定はセーフに。 アウトと確信していた横川投手がベンチに合図。阿部慎之助監督がリプレイ検証をリクエストしました。よく映像を見てみると、横川投手はボールを受け取った後、左足でベースの隅を踏んでいるのが映っていました。判定が覆り、ダブルプレーで3アウトチェンジ。 「練習の時からああやって踏んでるんで、いつも通りって感じで、『絶対に踏んだ』って、思いました」 きっぱりと語った横川投手。2軍で桑田真澄監督にも守備もきっちりできてこそ、という教えを受けてきました。「2軍にいるときに桑田監督とか山口(鉄也)コーチとか、大竹(寛)コーチ、久保(康生)コーチとかがアドバイスをくれていたので、そういう思いも含めてマウンドで表現できたんで、感謝しています」と2軍での練習が1軍で生かせたことに胸を張りました。 「優勝争いしている中で、1軍のマウンドに立てるということは、2軍の生活が長かったんで、幸せに感じましたし、ああやって表現できたんでよかったです」 優勝争いが激化する9月に頼れる若手選手がまた1人、その頭角を現しました。