みずほFG、今期純利益1割増の7500億円-利上げ効果で最高益に
(ブルームバーグ): みずほフィナンシャルグループ(FG)は15日、今期(2025年3月期)の連結純利益が前期比10%増の7500億円になる見込みだと発表した。日本銀行による利上げ効果などが収益を押し上げる。14年3月期の6884億円を上回り、過去最高を更新する見通しだ。
24年1-3月期(第4四半期)の純利益は367億円と前年同期の3倍に拡大したが、ブルームバーグがまとめたアナリストの予想平均587億円は下回った。
前期(24年3月期)純利益は前の期比22%増の6790億円だった。本業のもうけを示す連結業務純益は1兆58億円と過去最高となった。与信関係費用は1063億円と前の期から170億円増加した。
みずほFGの木原正裕社長は決算会見で、「顧客、市場部門ともに好調に推移している」と説明。日銀による利上げの影響について「貸出金利、利ざやが拡大するというポジティブ面がある」と述べた。
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Hideki Suzuki, Nao Sano