【全日本室内テニス選手権】女子単は17歳の西村佳世が逆転勝利で初優勝!複は芝田詩歩/吉川ひかるがノーシードから栄冠に輝く<SMASH>
第59回島津全日本室内テニス選手権大会(男子12月13日~17日・女子同20日~24日/京都府・島津アリーナ京都/室内HARD–TARAFLEX/賞金総額男女各600万円)は24日、女子シングルス決勝を実施。第5シードの17歳西村佳世(Ai Love All Tennis Academy 香枦園)が、第2シードの桑田寛子(島津製作所)をフルセットで下し優勝を飾った。 【画像】今年の「全日本テニス選手権」を戦う西村佳世ら、注目の日本人選手たち! 今大会、西村は持ち前の安定感のあるストロークを武器に、格上選手を次々と破る勝ち上がりを見せた。準々決勝では、第4シードの川岸七菜(アカラクリニック)に勝利。準決勝では第1シードの山口芽生(プロ・フリー)に7-5、6-7(1)、6-4のフルセットで競り勝ち、決勝へ駒を進める。 迎えた決勝は、昨年12月の「SBC Dream Tennis Tour」覇者の桑田と対戦。第1セットを3-6で落とす苦しい展開となるが、続く第2セットでは6-2で奪いイーブンとする。勝負の第3セットは、一進一退の攻防をものにし6-4で勝利。栄えある優勝を手にした。 昨年の「ユニクロ全日本ジュニア」16歳以下の部で優勝を果たしている西村。2023年はITFの大会を積極的に挑戦し、2月の「W15 チュニジア」では準優勝を収め、8月の「W15 札幌」ではベスト4に進出している。そして、今回の「全日本」のタイトルを獲得したことで、より一層自信を深める結果となった。今後のさらなる飛躍に期待だ。 なお、23日に行なわれた女子ダブルス決勝では、ノーシードから勝ち上がった芝田詩歩(エストテニスクラブ)/吉川ひかる(亜細亜大学)が、第4シードの押野紗穂/松本安莉(島津製作所)をストレートで破り優勝した。 準々決勝で第3シードの堤華蓮/大川美佐(慶應義塾大学)に6-2、1-6、10-5の激戦を制した芝田/吉川。その後も抜群のペアワークを披露。勢いそのままに決勝進出を果たす。 押野/松本との決勝では、芝田/吉川が第1セットを6-3で先取し初優勝に王手をかける。第2セットでは、両者譲らずの拮抗した展開となりタイブレークへ突入。最後は7-3で振り切り、ビックタイトルを獲得した。 ◆女子シングルス決勝結果(24日開催) 〇西村佳世(Ai Love All Tennis Academy 香枦園)[5] 3-6 6-2 6-4 桑田寛子(島津製作所)[2]● ◆女子ダブルス決勝結果(23日開催) 〇芝田詩歩(エストテニスクラブ)/吉川ひかる(亜細亜大学) 6-3 7-6(3) 押野紗穂/松本安莉(島津製作所)[4]● 構成●スマッシュ編集部