【スプリンターズＳ・厩舎直送】２度目のスプリント戦に挑むダノンスコーピオン「芯が入ってきた」
［ＧⅠスプリンターズステークス＝２０２４年９月２９日（日曜）３歳上、中山競馬場・芝外１２００メートル］ ＧⅠ馬の復活なるか。２０２１年のＧＩＮＨＫマイルＣ覇者ダノンスコーピオン（牡５・福永）は、前走のＧⅡセントウルＳ（１２着）をステップにスプリントＧⅠに参戦する。以前の華奢なイメージが払拭され、骨格や筋肉の付き方が短距離馬らしい体つきになってきた。岩本助手が好感触を伝える。 「ゆるみが抜けて芯が入ってきた。気持ちがいい意味で前向きになるんじゃないかな」 前走は大敗したものの、距離短縮によって無駄にハミをかむことがなくなり、収穫は十分にある内容だった。「（戸崎）ジョッキーも〝１２００メートルの方が合うんじゃないか〟というのは言ってくれていたので、あとはもう展開だけじゃないかな」と同助手。 ロードカナロア産駒は初出走の１９年から昨年まで延べ１２頭がスプリンターズＳに参戦したが、まだ勝ち星はない。中山１２００メートルというトリッキーなコースでうまく立ち回れれば、父も手掛けた岩本助手の担当馬による父子制覇のシーンもありそうだ。
東スポ競馬編集部
