古賀紗理那「日本の良さを常に出し続ければ強い」引退会見で“未来”の日本代表へ期待「頑張って戦ってほしい」【女子バレー】
バレーボール女子日本代表の古賀紗理那(NEC川崎)が8月16日、都内で現役引退会見を行い、日本代表として戦いを終えた現在の心境を振り返り、未来のチームへの期待を口にした。 【画像】古賀紗理那が“笑顔満開”の引退会見!夫・西田有志も駆けつける 古賀は会見の冒頭で「東京オリンピックが終わって、パリで主将をやると決めたときから、もうパリオリンピックで選手は引退するっていうのを決意してここまで練習、試合をしてきました」と引退の経緯を明かした。 激闘のパリ五輪を振り返り「私たちの目標であるメダルには手が届かなかった。そこは悔しかったんですけど、チームとして戦うためにずっと練習をしてきて、それで積み上げてきたものは少しも消えないと思っているので、私含めてみんな本当に頑張った大会だったなと思っています」と、充実感をにじませた。 エースとして、キャプテンとして日本代表を引っ張ってきた。ネーションズリーグ(VNL)では準決勝でブラジル相手にフルセットの末に勝利し、銀メダルを獲得。日本の底力を発揮し、歓喜の瞬間を味わった。現役最後の舞台として挑んだパリ五輪では、最後まで全力を尽くして戦った。12年ぶりのメダル獲得とはならなかったが、その思いは後輩たちに託す。 古賀は「他の国も強い国ばかりで、なかなか勝つのも難しいと思うんですけど、それでも日本の良さを常に出し続ければ本当に日本チームは強いと思う」と断言。そして「それぞれの良さを生かし合いながら、タフな試合ばかりになると思いますけど、頑張って戦ってほしいなと思っています」と、未来の日本代表へ熱い期待とエールを送った。 気になる引退後については「まったくの未定なんですけど、少しでもこれまでやってきたバレーボールに携わっていけたらいいなと思っています」と語り、「夫のお世話を頑張りたい」とも口にした。 会見の終盤、NECの金子隆行監督から花束を贈呈されると、最後は駆けつけていた夫の西田有志が急きょ登壇するサプライズもあった。西田は古賀に向けて「僕の奥さんになっていただいたんですけど…」と照れながら話し、「これからも自分も現役まだまだ続いていきますけど、引き続き自分たちでいい家族を築き上げていけたらと思います。お疲れ様でした」と労いの言葉をかけ、古賀も満面の笑みで2ショット撮影を行った。 [文:別府勉]
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