維新・馬場代表 ラスト会見で涙「しんどいことも楽しいことも」「ひどい状況になっているとは思っていません」
日本維新の会の馬場伸幸代表(59)が29日、国会内で代表としての最後の会見に臨み「しんどいこともありましたけどね。楽しいことも多かったですし…まあ、何ていうんですかね。9年間のことが走馬灯のように頭を回っている」と涙した。 【写真】サインを求められた馬場伸幸代表 書いた言葉は 馬場氏は、記者団から代表としての功績と反省点を問われ「誇れることはあんまりないですね…」と笑いながらも、目をうるうるさせた。 「2015年12月に(当時の)おおさか維新の会の幹事長を拝命してですね、6年間幹事長をさせていただきました。2021年に共同代表に就任して、2年前から代表ということで…この間非常に、離合集散もありましたし、紆余(うよ)曲折もありました」と述懐した。 ハンカチで目元を何度も押さえながら「その時、その時でできることは一生懸命やってきたと思いますし、まあ…そうですね。みんなが支えてくれましたんで。後悔のない9年間だったと思います」と声を震わせた。 馬場氏は「今、いろいろ言われてますけど、私は、維新がそんなにひどい状況になっているという風には思っていません。言い続けてきた、全国に基盤ができつつある。これからまたリスタートしていける。今、そういう状況だと思いますから。新代表もある意味、この路線を継承してほしい。いち地域政党で終わるような政党にはなってほしくない」と強調した。 12月1日に大阪市内で行われる臨時党大会で、代表選が投開票される。馬場氏は「今、野党側にとって非常に大きなチャンスが到来していると思う。国会の中でもうまく交渉すれば、我々が言い続けてきた施策、改革が実現する可能性というのが高まってきている。国会においては政策実現、公約実現。こういうものに全力を挙げてほしい」と新代表に期待を寄せた。 2025年夏の参院選が、衆参ダブル選挙になる可能性が高いとして「選挙の段取りをするというのは非常に手間もかかるし、時間もかかる。新代表にはさっそく選挙対策に取り組んでいただいて、万全の体制で来年を迎えられる。こういうことにも力を注いで欲しい」とアドバイスした。 (よろず~ニュース・杉田 康人)
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