流れ者を殺し、肉にして売る恐怖の精肉店「デリカテッセン」4Kレストア版、1月10日公開
「アメリ」の大ヒットで知られるジャン=ピエール・ジュネが、盟友のマルク・キャロとの共同監督で1991年に発表した長編デビュー作「デリカテッセン」4Kレストア版が、1月10日から公開される。新ポスターと予告編が披露された。 【フォトギャラリー】「デリカテッセン」場面写真 セザール賞で脚本賞、新人監督作品賞、編集賞、美術賞の4部門を受賞し、シッチェス・カタロニア国際映画祭では監督賞、男優賞なども受賞。日本でも東京国際映画祭ヤングシネマ・コンペティション金賞を受賞するなど、各国で高い評価を得た本作は、独創的な世界観の中で繰り広げられるブラックコメディ。ジュネ作品常連のドミニク・ピノンが、主役のルイゾンを演じる。 核戦争により荒廃した近未来のパリ。元ピエロの青年ルイゾンは、職を求めてある精肉店(デリカテッセン)にやってくる。アパート兼店舗の建物のなんでも屋として雇われたルイゾンは、住み込みで働き始め、一癖も二癖もあるアパートの住人たちと過ごす日々を送る。しかし、店の主人には、ルイゾンのような流れ者を殺しては肉にして売っているという、恐ろしい秘密があった。主人の娘ジュリーは、心優しいルイゾンに好意を抱き、父の魔の手から彼を救おうとするのだが……。 2025年1月10日から、シネマート新宿ほかにて全国公開。