国際決済銀行、次期総支配人にスペイン中銀前総裁を起用
[ロンドン 11日 ロイター] - 国際決済銀行(BIS)は11日、次期総支配人にスペイン中央銀行前総裁のパブロ・エルナンデス・デコス氏を起用する人事を発表した。メキシコ出身のカルステンス総支配人の後任として来年7月1日に就任する。任期は5年となっている。 これによりデコス氏は、向こう数年中に欧州中央銀行(ECB)の理事へ向けた道筋が視界に入ることになりそうだ。 ECB理事会メンバーのビルロワドガロー・フランス中央銀行総裁は「エルナンデス・デコス氏は世界的経験を有する極めて適任な人物であり、われわれは彼がBISの根幹となっている国際的な信頼の精神と優れた実務能力を強化してくれると確信している」と述べた。