スタートアップW杯、日本代表が2度目の頂点 AI医療機器のアイリスが優勝
起業家の世界一を競う「スタートアップワールドカップ(W杯)2023」の決勝大会が米国サンフランシスコで1日(現地時間)に開かれ、人工知能(AI)を搭載した医療機器を開発するアイリス(東京都中央区)が優秀した。日本代表者が頂点に立つのは、2017年の第1回大会以来2回目。 スタートアップW杯を主催するのは、米シリコンバレーを拠点にグローバルに投資活動を展開するペガサス・テック・ベンチャーズ。第5回目となる今大会には50以上の国・地域の代表者が参加。11月29日に行われた準決勝を勝ち抜いた10社が、1日にファイナリストとして決勝大会に登壇した。 アイリスも日本代表のファイナリストとしてプレゼンテーションに臨み、栄冠を獲得。投資賞金の100万ドル(約1億5000万円)も手にした。 同社は、AIを活用して感染症診断の未来を切り開くスタートアップ。のどの画像や問診情報をAIで解析するなどして、インフルエンザウイルス感染症の診断を補助する検査機器を開発。今大会では、その技術やビジネスモデルが評価された。
電波新聞社メディア事業本部報道部