最高月収180万円も週刊誌報道でCM打ち切り…5年続いた「月収4万円生活」 テレビから消えた一発屋ジョイマン、現在の月収を初告白
耳に残るリズムと独特な言葉遊びがクセになる“脱力系ラップ”のネタで大ブレイクした、お笑いコンビ・ジョイマン。2007年、結成4年目で「ショートネタ」ブームに乗り、テレビ番組に引っ張りだことなった彼らだが、ブレイクの賞味期限はわずか1年。出演した番組で爪痕を残せず、すぐに「一発屋芸人」のレッテルを貼られた。そのまま再浮上することなく、テレビで見る機会が減ったジョイマン。そんな彼らが芸を披露する場所としてたどり着いたのが「営業」だった。 【映像】ジョイマンの現在の月収 2023年には、なんと112本の営業に出演。およそ6000人の芸人が所属する吉本興業の中でトップを誇っている。 ABEMAエンタメでは、再ブレイクしたジョイマンの営業に密着。営業と向き合う彼らの姿、再起のきっかけとなった「逆境」について、さらに、現在の収入をメディア初告白。かつて「一発屋」と呼ばれた芸人が返り咲いた逆転人生に迫る。
最高月収180万円も週刊誌報道でCMも打ち切り…5年続いた「月収4万円生活」
中学校の同級生だった2人は、2004年にコンビ結成。2007年末に出演した「ぐるぐるナインティナイン おもしろ荘」を皮切りに、『エンタの神様』や『爆笑レッドカーペット』などのネタ番組で大ブレイクした。 池谷「地方行って帰ってきて夜ネタ番組の収録行ってたりとか、そのまま夜中はエンタの神様のネタ作りでね」 高木「朝までみたいな」 池谷「会議室にずっといるみたいな。で、次にまた営業行くみたいな繰り返しが1年ぐらい続いていましたね。全然1年間休みなかったですね。忙しかったんですけど、楽しくはあったんです。なんかやりながら充実もあったし」 ――ブレイク時はどれくらい稼いでましたか? 高木「最高月収180万」 しかし、そのブレイクは長くは続かなかった。 池谷「2008年の顔はジョイマンみたいな雰囲気だったんですけど、2009年から1発屋ジョイマンってなってきて、どんどん仕事が減っていく様を2人で耐えながら。ネタ番組いっても『新ネタありませんか?』に切り替わる。でも作れるわけない。その一回一回の仕事でいっぱいいっぱいなんで。僕らがやるネタの熱量も多分下がってたと思うんですよね。もう1つ1つのバラエティ番組で、必ずオープニングにネタやるんですよ。ちょっと出演者の名前入れてくださいとか、もうそれだけで結構作業っていっぱいいっぱいなんで、オープニングネタやってワーって盛り上がって、収録何もしゃべらず終わるみたいな。それはまあ仕事減りますよね。そこまで考えてないですから」 高木「トークできないっていうのもありますし」 さらに追い打ちをかけたのが、高木の週刊誌報道。2009年に、女性とホテルに出入りしているところを報じられると、予定していたCMの仕事が打ち切りに。人気も急激に落下したという。 池谷「高木は一時期ちょっとドッキリも入っていたんですよ、ロンハーとかで。だからそこで何かうまいこと行くんかなとは思っていたんですけど」 高木「女性系で、なんかいろいろ暴露みたいで、すごい遊んでるみたいな感じに一時期なったんですよね」 池谷「なったね。それで週刊誌に載ったしな」 高木「やっぱり元々キモ可愛いだったのが、本当にキモキモいになって」 池谷「キモの二乗ね」 高木「嫌われる感じになりましたね」 池谷「その時主戦場が無限大ホールなので、女子高生とか若い子多いので、そのキモキモが出てきたら、本当に悲鳴しか上がらないんですよ。それで僕らは傷ついてトラウマになって、もうラップネタやめようかみたいな状態の中で出ているので、テレビにもメンタルをやられています。2012年は地方営業に行くだけっていう。ルミネも月に一回あればいいぐらいみたいな。それが仕事のベースになってきました」 やがて、テレビの出演は、ほぼ0に。ブレイクから一転、月収4万円という生活が5年ほど続いたという。 池谷「一緒に芸人をやろうって決めた時に、30歳までやろうって決めてたんですよ。30で食えないか、この先見えなかったら辞めようってなったのが、2013年だったんですけど。で、結婚して子供できるから自分から言って先がないと思ってたんで、お金もないし解散しようって言ったら、お金で解散するのは違うと。なんかお笑いとして限界とか、ネタがつまんないとかわかるけど、お金じゃないよみたいなこと言って。あ、こいつはこんなこと言うんだみたいな。結婚して子どもいるやつが、これ言っちゃっていいんだって思って。僕はここから辞めようと言うのを(やめた)。そこでなんとか乗り越えましたね。あの時、一言言ったら解散してましたよ。普通にいいよって言ったら、はいって」 高木「本当にお金で辞めるのは悔いが残るので、いつか何かきっかけが生まれるかもしれないし」