「鳥さんが寿命を全うするまで責任をもって飼うには?」→自分のライフスタイルに合った動物をお迎えすることが重要【作者に聞く】
コロナ禍でペットの需要が高まっている昨今。特に小鳥は見た目のかわいさと、「散歩をしなくていい」「犬や猫と違って躾がいらない」など手軽に飼えそうなイメージもあって、人気を博している。しかし、「鳴き声が大きい」「問題行動を起こすためトレーニングが必要」といったケースもあり、「思っていたのとは違う」との理由から、手放してしまう人もいるのだとか。 【漫画】本編を読む そこでウォーカープラスでは、小鳥を飼いたい人や飼い始めたばかりの人に知ってほしい知識や注意点を伝える「トリ扱い説明書」をスタート。3羽の小鳥と暮らす鳥野ニーナさん(@sinamomomomo)の漫画と、「森下小鳥病院」の院長・寄崎まりを先生の監修&エッセイで、わかりやすくお届けする。 今回は、お迎えできる鳥種について。人気の高いブンチョウやインコをはじめ、さまざまな鳥さんの性質や特徴を紹介する。 ■バードライフを満喫するために知っておきたい鳥さんの性質や特徴 「森下小鳥病院」の院長・寄崎まりを先生は、鳥さんが寿命を全うするまで責任をもって飼うためには、「自分のライフスタイルに合った動物をお迎えすること」が重要だと話す。鳥さんは種類が多く、性格や特徴が違う。さらに、一般的にオスは歌やおしゃべり好きな子が多く、メスはマイペースでお気に入りの人に懐く傾向があるという。 お迎えする鳥さんを決める際のポイントは、寿命・声の大きさ・ケージや放鳥時に必要なスペースの3つ。特に寿命に関してはほかの動物より長生きする種類もあるため、お迎え前に必ず調べてほしい。 初めて飼う方におすすめなのが「スズメの仲間」であるブンチョウやキンカンチョウだ。どちらも寿命が10年以下で、声が小さく、ケージも小型なもので済むため飼いやすい鳥種だそう。また、「オウムの仲間」であるセキセイインコやオカメインコもおすすめだ。オスはおしゃべりや歌が上手な子が多いそう。また、同じインコでも、オカメインコは40年近く生きる場合もあるので、長生きしてくれた時のことも考えておく必要がある。 最後に寄崎先生は「1羽ごとに性格は異なります。たとえ懐いてくれなくても、咬まれたり大きい声を出したりしても、最後まで責任をもって鳥さんを愛せるのか。お迎えする前に、今一度考えてみてください」とメッセージを寄せてくれた。 ※参考文献 インコの飼い方図鑑/朝日新聞社 オウムインコ類マニュアル/学窓社 取材協力:「森下小鳥病院」院長・寄崎まりを先生