“梅雨型熱中症”に注意!関東で熱中症100人超…高温多湿でエアコンの快適な設定温度は?
快適なエアコンの設定温度は?
――屋外の熱中症警戒アラートの暑さ指数を見てみると、気温の効果は「1」、輻射熱の効果は「2」、そして湿度の効果は「7」と一番高く、湿度が影響が大きいということが分かります。 天達武史気象防災キャスター: 実は梅雨の晴れ間は湿度が真夏より上がってしまうので、一番危ないんです。 熱中症警戒アラートは梅雨の時期、結構出ていることがあります。 ――では、「快適なエアコン設定」は何℃なのでしょうか? 理化学研究所とダイキンの共同研究のデータでは、気温が26℃で湿度が40%の状態が一番快適となりました。 気温が26℃~30℃でも湿度が低ければ快適となるのですが、男女で見てみると、女性は気温が24℃で湿度が低いと寒さを感じ、不快になる人もいました。 天達武史気象防災キャスター: 女性の方は26℃だと結構寒く感じるんですよね。 なので、なるべく温度設定は高めにしてあげて、その中で湿度を下げるというのが大事だと思います。 男性は28℃だと暑いと感じる方もいると思いますが、もし暑いと感じても一度冷房をかけると気温が下がるので、下がった後は除湿にするとかでもいいかもしれません。 ただあまり暑くすると熱中症になる可能性もあるので、26℃くらいにして女性の方、寒く感じる人は薄手のものを羽織るとか、いろいろ工夫をしていただくのがいいかと思います。 温度計は部屋にある人が多いと思いますが、湿度計もあった方がいいです。 実際にエアコンをかけていると温度と湿度は変わってくるので、そこをこまめにチェックするのが大事だと思います。
専門家が解説!寝苦しい夜、快適に眠るためのエアコン設定
夕方から翌朝まで25℃を下回らない熱帯夜…寝苦しい夜に快適に眠るためにはエアコンをどのように設定したらいいのか?専門家に聞きました。 スリープトレーナー ヒラノマリ氏: 快適な睡眠をとるための理想的な温度と湿度があります。 温度は26℃、湿度は50%と言われています。 ――寝るときに快適なエアコン設定は温度26℃、湿度50%。 これに加え、冷たい空気が循環しやすい、体に冷風を直接当てないために風を上向きにするといいといいます。 効果的に快適な温度・湿度に近づけるためには冷房で温度を下げて、除湿で湿度を下げる。 天達武史気象防災キャスター: 湿度を設定するという機能はエアコンにはなかなかついていないので…時々、換気をしたり、ドライを使ったりして湿度計を見ることが大事だと思います。 そして、夜は結構長い時間寝るので、着る服もポイントです。 暑くなるので、短い丈のパンツ。袖口や襟のあきを大きくして風通しをよくする。 熱をため込まないように通気性を確保しましょうということです。 では、どんな服で寝たらいいのか? 麻、シルク、綿がおすすめです。 ちなみに私は麻を着ているのですが、麻だけだとお腹が冷えちゃうことがあるので、薄い綿の下着を着て上から麻を着るようにしています。 (『めざまし8』 2024年6月25日放送より)
めざまし8