「慶應の大応援は想定内」昨夏甲子園準V・仙台育英のエースが語った「甲子園で勝ち上がるために必要なこと」
4年後プロ入りを目指す
――湯田投手は現在、東京六大学の明治大でプレーしていますが、大学野球はいつから考えていたのでしょうか? 湯田 高校3年生になる前から大学野球でじっくりと成長したいと思っていました。 ――3年夏には151キロをマークし、甲子園でも活躍しましたが、それでも高卒プロは早いと思っていたのでしょうか? 湯田 そうです。自分はまだ早いと思っていました。 ――その決断は間違っていなかったと思いますか? 湯田 先輩もスゴいし、同級生もスゴい。レベルが高くて学ぶところしかありません。明治大に来て良かったと思います。 ――レベルが高い投手が多い中、秋のリーグ戦でベンチ入りするための現在の課題はなんですか? 湯田 自滅をせず、ストライクをしっかりと取ることですね。東京六大学は打者のレベルが高くて、高校時代のように投手有利に投げることがなかなかできません。つねに自分の投球を見つめ直しています。最近の紅白戦では投げるボールの低さが出てきて、自滅は少なくなってきているかなと思います。 ――最後に大学4年間の目標をお願いします。 湯田 リーグ戦に出場して、結果を残す。個人として最優秀防御率を残して、最終学年ではプロ入りができる投手になりたいと思います。 <湯田 統真 ゆだ・とうま> 181センチ85キロ 右投げ左打ち。福島県泉崎村出身、泉崎中では軟式野球部に所属。仙台育英では2年夏からベンチ入り。第104回宮城大会では6.2回を投げ12奪三振、無失点の快投で甲子園へ。第104回甲子園では2回戦鳥取商でデビュー。第95回センバツ甲子園では8強。第105回甲子園では全6試合で25.2回を投げ、31奪三振、防御率3.20を記録した。明治大進学後、春のリーグ戦での登板はなし。秋のリーグ戦登板を目指し、奮闘している。