「政府効率化庁」維新が提案 狙いは?前原共同代表「社会保険料が下がる」
国民民主党と同じく、国会のキャスティング・ボートを握る可能性がある日本維新の会。「高校無償化」に続いて訴えているのは「政府の効率化」です。狙いは何なのか、前原誠司共同代表を直撃しました。 【画像】石破総理と維新・前原共同代表の共通点「趣味は鉄道でカラオケにもよく行く」
■楽天・三木谷氏「コスト削減庁を」X投稿
日本維新の会 前原誠司共同代表 「国民民主党が『年収の壁』を引き上げることに成功したし、自公過半数割れの状況は、野党にとって出番だ」 日本維新の会の前原共同代表が訴えるテーマは、「日本版・政府効率化」の取り組みです。 楽天グループ 三木谷浩史会長兼社長のXから(12日) 「日本政府も増税、ばらまきだけでなく『コスト削減庁』を作って、効率を上げればよいのに」 日本維新の会 吉村洋文代表のXから(12日) 「賛成だ。『政府効率化庁』を作って、日本版イーロン・マスクをやったほうがいい」 これはアメリカの動きを踏まえたものですが、「削減」「効率化」といえば…。 蓮舫参議院議員(当時) 2009年 「2位じゃだめなんでしょうか」 前原国交大臣(当時) 2009年 「事業仕分けをこれからやっていかなくてはいけない」 旧民主党政権がムダ削減を狙い行った「事業仕分け」。当時、閣僚だった前原共同代表ですが、改めて効率化を打ち出した狙いは何なのでしょうか?
■何を「効率化」? いつまでに実現?
前原共同代表 「行政のあり方を見直すことと、社会保険料の引き下げですね。(社会)保険料を下げることは、国民負担が減るということ」 病院の電子カルテ導入などを進めれば、医療が効率化できて、保険料も減らせると主張します。「医療の質は下げない」とも主張しますが、支出はどれくらい削減できるのでしょうか。 前原共同代表 「やってみなきゃ分からないですね、こればかりは。国民の生活・安全・健康を守ることなので、あまり軽々に『額ありき』でやるとよくないのではないかと思う」 「(Q.いつまでに実現をしたい?)まだ、そこも具体的に(党内で)話し合っていませんが、ただ来年は参議院選挙がある。遅くとも参議院(選挙)のマニフェスト(公約)を作るまでには、具体的な考え方をまとめるということは必要だ」