帝京大が早大を圧倒して3連覇 FL青木恵斗主将「全てのタイトルをとりたい」/関東大学春季大会
関東大学ラグビー春季交流大会(16日、帝京大60-7早大、早大上井草)最上位のA組で、全国大学選手権V3王者の帝京大が、早大から9トライを奪う圧勝。4勝1分けの勝ち点22として、3年連続10度目の優勝を決めた。早大は4勝1敗の同19で2位となった。 帝京大は前半7分、FL青木恵斗主将が力強い突進で先制トライ(ゴール)。早大に1トライを返され同点とされたが、19分に青木が2本目のトライを奪うと、圧倒的な前進力を見せ、後半19分までに5トライを追加。26分にNO・8カイサ・ダウナカマカマが危険なプレーで一発退場となったが、そこから青木の3トライ目などさらに2トライを加えた。 この試合のテーマを「気持ちと根性」だったと話す青木は、「ハットトリックは高校(桐蔭学園)3年の(花園3回戦)仙台育英戦以来」と克明に記憶をたどり、「楽して勝てる相手はいない。相手の気持ちが折れるまで体を当て続ける」と、帝京大自慢のフィジカルで80分を戦い終え、「チームとしていいパフォーマンスだったと思う」と満足感を漂わせた。 これで帝京大は春の公式戦を終了。8月の夏合宿で、秋の対抗戦へ向けてさらに強化を進める。日本代表候補にも入り、より高度なラグビーも学んだ青木は「全てのタイトルをとりたい。夏合宿も全勝して、対抗戦の開幕前にチームを仕上げていきたい」と大学選手権4連覇へ意気込んだ。