TAICHI SAITO

オアフ島には大きな植物園が5つあります。今回はそのなかの3つを齊藤さんは訪れました。方角やエリアによって環境が大きく異なり、植生もさまざまだそう。 1つ目の「フォスター植物園」は、ホノルルのダウンタウンにありながら都会とは思えないほど自然豊かな場所で、ワイキキからバスやトロリーで40～50分ほどで行くことができます。 結婚式場としても人気。無料のコンサートなどイベントも盛んに行われ、ローカルに愛されている都会のオアシス。 2つ目の「ココクレーター植物園」は、名前にも入っている通りクレーター内部の地形を生かしてつくられており、ハイキングコースとしても人気。 オアフ島の東側にあり、ワイキキからバスで約60分、最寄りのバス停から徒歩10分ほどです。 日差しが強く乾燥した東海岸にあり、多種多様なサボテンが躍動的な姿を見せるエリアは観光客からも人気のスポット。 3つ目のホオマルヒア植物園はアラモアナセンターからバスで約40分、最寄りのバス停から徒歩20分ほど。 山側にあり、湿度が高く、濃い緑と霧のコントラストが美しい。週末に釣り堀として開放される池もあり家族連れでにぎわいます。 東京ドーム約35個分の広大な敷地で、釣りやキャンプなども楽しめるそうです。 海のイメージが強いハワイですが、緑豊かな山々や植物を目的に旅をするのもおすすめ。訪れる機会があればぜひ足を運んで、広大な自然を満喫してみてください。

【Profile】 齊藤太一（さいとう・たいち）／岩手県生まれ。高校在学中から造園の仕事に携わり、2011年株式会社DAISHIZENを設立。 個人宅の庭から、話題の商業施設のグリーンプロデュースなど、幅広い分野で活躍する“緑のディレクター”。自身でも農場やボタニカルショップ、宿泊施設を展開するなど、さまざまな形で“自然と触れ合うライフスタイル”を提案しています。