ヘア&メイクアップアーチスト・山本浩未さん(60歳)「大人メイクの基本は白・黒・赤の3色」「大人のドライフルーツ肌にはとにかく保湿」
ひとりを楽しむためのヒントを綴った書籍が重版するなど、生き方そのものが勇気づけてくれる山本浩未さんに、“自分を好きでいる”ために欠かさないマイルールを教えてもらった。12月5日発売の大人女性に向けたムックシリーズ『reShine冬号』に掲載している山本さんのインタビューから一部抜粋して紹介する。 【写真】山本浩未さん流大人メイクの仕方
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大人メイクの基本は「白」「黒」「赤」の3色
大人メイクは「白」「黒」「赤」の3色が顔の中で効いていればなんとかなる、というのが私が提案しているメイク論。自分自身のメイクでもこの3色は必ず意識します。 「白」は肌の質感。明るくトーンアップして清潔感を底上げ。「黒」は目元の強さ。とくにまつ毛は顔の中唯一の3Dパーツなのでマスカラを毛先につけるだけで表情が締まります。 そして「赤」は唇や頬に足す血色。メイクでも、リップやチークを省略しない“ひと手間”がたいせつ。血色感は、気になるくすみやしぼみをカバーして明るさをプラスします。 ◆「白」「黒」「赤」メイク、私の場合 ●白は肌。高機能下地でトーンアップ アスタリフト D-UVクリアホワイトソリューション 30g (4,290円/富士フイルム) ●黒は目元の強さ。毛の存在感が増すと印象的に スムースストレッチング処方。 SENSAI ラッシュレングスナー38℃(4400円/カネボウ化粧品) ●赤は頰や口。生き生きした印象が漂う 「透明感ある色付きなので重ねづけしてもキレイ」 ライティング カラー パウダー<01>(4950円/カバーマーク)
スキンケアは裏切らない!ドライフルーツ肌には、とにかく保湿!
スキンケアは基本の“保湿ケア”が一番大事。とくに化粧水は最近優秀なものが大充実してるからいろいろ試しています。 大人の肌は常に乾いているドライフルーツのようなもの。だから保湿成分をしっかり浸透させてキープさせるプラスケアも必要。例えば、カチカチな肌を柔らかくしてくれるオイルはかなり頼れます。あと、テクノロジー系アイテムもおすすめ! 面倒臭い“丁寧なケア”が時短でできるから、お手入れ自体が楽しくなります。 ◆発酵系の化粧水が好き 「発酵成分に着目した皮膚科医開発のスキンケアシリーズ。こちらは、洗顔後すぐに使うブースター的な化粧水。素肌が整います」 イシイクリニックビューティーラボ ベーシックローション150mL (4950円/石井クリニック美容研究所) ◆55歳すぎて知った美顔器の威力 「効果が実感できるから、モチベーションもアップ」 スムース ビューティー リフティング アクティベーター (11万円/エフェクティム) ◆オイルがあればどうにかなる! 「ツバキやコメヌカ、オタネニンジンなど、植物の美容効果をギュッと圧縮したオイル」 ブースターオイル(30ml 6380円/NEMOHAMO) ◆浩未流オイルのおすすめ!活用法 ・お風呂上がりなど湿ってあたたまっている肌に使う ・クリームに混ぜて使えば潤いUP ・顔・身体・髪・かかとにだって使っちゃいます ◆山本浩未 ヘア&メイクアップアーチスト・60歳。東京都在住・広島県福山市出身。資生堂美容学校卒業後、資生堂ビューティークリエーション研究所出身。確かな技術と旬なエッセンスを取り入れたメイクで多くのモデルや女優たちから絶大な指示を得る。誰でも取り入れやすい独自の美容メソッドやパワフルでチャーミングな私生活をインスタにて発信中。著書に『60歳ひとりぐらし毎日楽しい理由』(小学館)他。 ※商品価格はすべて編集部調べ 撮影/西崎博哉 構成・文/加治かおる 『reShine冬号』では、飯島直子さんが表紙を務め、映える&効きめがある&気分が上がるおしゃれ・美容・趣味・暮らしの実例やヒントを紹介。林真理子さんのエッセイの他、特集記事「美しい人のマイルール」では、黒田知永子さん、松本孝美さん、岩井ヨシエさんほか、大人世代の人気モデルたちが、今の年齢だから楽しめるおしゃれのヒントを紹介している。 ※『ReShine』2024年冬号