2023年度の児童・生徒の暴力行為が過去最多に
熊本朝日放送
2023年度、熊本県内で発生した児童・生徒の暴力行為の件数が、過去最多にのぼることが分かりました。 文部科学省の調査によると、2023年度、熊本県内の小中学校、高校で発生した暴力行為の件数は618件で、前年度と比べ99件増加。全国でも1万4千件近く増え、いずれも過去最多になりました。 県内では、小学生の暴力行為が急増していて、県教育委員会は感情を抑制する力や自己肯定感が育っていないなど、複数の要因が考えられるとしています。 また、2023年度の県内の小中学校の不登校の児童・生徒は5848人で、前年度から495人増加し、過去最多となりました。 高校生も94人増加し、871人となっています。 熊本県教委は、スクールカウンセラーを早い段階で活用するなど、対応に力を入れたいとしています。