海外メディアのW杯決勝予想は「フランス対イングランド」でフランスV?!
米のCBSスポーツは「ワールドカップ決勝で対戦する可能性のある4つの対戦カードは、どれも興味深いが、その中でも1つのカードが特に際立つ」と紹介し、それぞれの決勝での顔合わせが予想される対戦カードをランキングにして分析している。 ランキング4位は「フランス対クロアチア」 「異なるプレースタイルの2チームによる魅力ある対戦となるだろうが、可能性のある対戦としては興奮度は低い。身体能力のあるクロアチアの守備に対するフランスのFWキリアン・エムバペのプレー、そして、エンゴロ・カンテが中盤でクロアチアのエース、ルカ・モドリッチをどのように抑えるかに注目だろう」としている。 3位は「ベルギー対クロアチア」 「ベルギー、クロアチアの両チーム共にワールドカップの優勝経験がないことから、もしかしたら、この対戦が4位(最下位)であるべきかもしれない。だが優勝経験がないからこそ、この対戦は素晴らしいものとなる。南アフリカ大会のスペインのように初優勝のチームを見ることはどれだけ素晴らしいことだろう」と紹介。「クロアチアの堅固な守備はベルギーのカウンターアタックに対処しなければならない。この試合で活躍した選手と監督の采配はサッカー史に刻まれることになるだろう」とも続けた。 2位は「ベルギー対イングランド」。 「戦術面で見たときに大変興味深い対戦となるだろう。ベルギーのロベルト・マルチネス監督は、イングランドのプレミアリーグで監督経験がありイングランド代表の多くの選手のことを知っている。そしてベルギーには、プレミアリーグでイングランドの選手をチームメートに持ちプレーしている選手がいる」と紹介。 ベルギーのトビー・アルデルワイレルト、ムサ・デンベレ、ヤン・フェルトンゲンはトッテナムで、ハリー・ケイン、デレ・アリ、ダニー・ローズ、キーラン・トリッピアー、エリック・ダイアーらとプレー。そして、マンチェスター・シティのケビン・デ・ブライネ、ジョン・ストーンズ、マンチェスター・ユナイテッドのロメル・ルカクと、マーカス・ラッシュフォードを両チームは抱える。 「ベルギーには、プレミアリーグでプレーする選手が12人おり、イングランドは全選手が国内リーグ所属だ。類似点がとても多く、試合前に立てるプランがどのように結果に結びつくか興味深い」と分析した。 この試合の予想は「イングランドはより守備的に戦い、おそらくディフェンダーは3人ではなく、中盤のサイドを後ろに下げるかもしれない。イングランドの選手たちはエデン・アザール、デ・ブライネ、ルカクがどれだけ良い選手かを知っており、ラインを維持して対処するだろう」と、イングランド有利と見ている。 決勝の対戦予想で1位となったのは「フランス対イングランド」だ。 「伝統のある強豪国2つによる優勝争いを特に望むのであれば、これは夢の対戦となる。両国ともワールドカップを1度制しており、2度目の優勝が歴史的な成功に新たに積み重ねられる。ライバルチーム同士でもある。イングランド対ドイツほどではないが、フランス対イングランドも特別なものだ」と、この顔合わせへの期待値が高いことを伝えた。 両チームは過去に1923年から31度対戦しており、欧州選手権では、2012年の引き分けと、2004年のフランスの勝利を含めて5度対戦。ワールドカップでも2度戦っており1966年のグループステージではイングランドが2-0で勝利して、その大会で優勝。1982年の大会ではグループステージでイングランドがフランスを3-1で破っている。 「この試合は、スター選手がそろう試合になり、特にフランスはパワーあふれる力強いチームで、イングランドより優勢だろう」と、優勝はフランスと予想した。