バルト3国が対ロシア防衛施設 数年内に、侵攻の脅威抑止
【ベルリン共同】バルト3国のエストニアとリトアニア、ラトビアは19日、隣接するロシアとベラルーシとの国境に、数年以内に防衛施設を置くことで合意した。エストニア国防省は声明で、侵攻の「脅威を抑止する」と表明した。同国メディアによると、エストニアはロシアとの国境沿いに約600の掩体壕を設ける計画で、2025年初めに建設が始まる。 22年6月の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で決定した領土防衛強化に基づく措置。1940年にソ連に併合された歴史があるバルト3国は、ロシアによるウクライナ侵攻後、次の標的になるとの危機感から対ロ強硬姿勢を鮮明にしている。