ブルーオリジン、「ニューシェパード」を11月22日に打ち上げ–9回目の有人飛行
米Blue Origin(ブルー・オリジン)は米国時間11月18日、「New Shepard」(ニューシェパード)ロケットによる商業飛行ミッション「NS-28」を11月22日に実施すると発表した。西テキサスの宇宙港から打ち上げられる。 Blue OriginはNew Shepardによる、商業宇宙飛行を提供している。10月には、2機目となるNew Shepardによる無人ミッション「NS-27」として、研究用の貨物(ペイロード)が搭載された状態で打ち上げられた。 NS-28は、New Shepardにとって28回目の打ち上げであり、9回目の有人ミッション。同じく商業宇宙飛行を提供しているVirgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック)は現在、宇宙船を運行しておらず、2026年に就航予定の「デルタ級(Delta Class)」の建造を進めている。 Sharon Hagle氏とMarc Hagle氏は夫妻。Marc Hagle氏は不動産開発企業Tricor Internationalのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)。Sharon Hagle氏は非営利団体SpaceKids Globalの創設者。Hagle夫妻は2022年3月に「NS-20」ミッションで宇宙を経験。今回が2回目。 Austin Litteral氏は金融サービス企業に勤務。ライブコマース「Whatnot」の抽選でNS-28の搭乗券を勝ち取った。James(J.D.)Russell氏は不動産管理会社などにシステムを提供する米InfoHOAの創業者。Henry (Hank) Wolfond氏はカナダBayshore CapitalのチェアマンでCEO。航空機とヘリコプターのパイロット免許を持っている。 準軌道(サブオービタル)ロケットであるNew Shepardは再使用可能な単段式、カプセルを高度100kmまで打ち上げることで微小重力環境を再現できる。
塚本直樹