【独自】日テレ「行列のできる相談所」後枠はSixTONESの冠バラエティーで調整
日本テレビ系「行列のできる相談所」(日曜午後9時)が来年3月に終了し、後継にSixTONESの冠バラエティー番組が浮上していることが分かった。SixTONESにとっては初の冠レギュラー。日テレはターゲットの視聴者年齢層を引き下げ、Z世代を取り込む。 【写真】冠番組ゲットのSixTONES 2002年4月に「行列のできる法律相談所」はスタートした。当時、人気タレントだった島田紳助さんがMCを務め、小難しい法律問題を題材に弁護士の橋下徹氏らが軽妙なトークを展開。平均世帯視聴率20%前後を連発した。21年10月にタイトルから「法律」を取って現行名に改め、扱う題材を拡張。近年は視聴率が低迷していた。 「視聴率は全盛期に民放全バラエティー番組の中でトップ5に入るほど高かったけど、近年は世帯8%以下、個人5%以下。直近で高かったのは『24時間テレビ』後に放送された回でした」(編成関係者) 9月1日放送の「24時間テレビ」でマラソンランナーを務めたタレントのやす子がゴールした後、そのまま「行列」に出演。「24時間テレビ」効果もあって平均視聴率は世帯12・9%、個人8・5%だった。放送23年で幕を閉じる。 焦点はその後継番組だ。調整されているのがSixTONESのバラエティー番組「Game of SixTONES」。9月に特番として放送され、松村北斗(29)やジェシー(28)、京本大我(30)らメンバーはクイズやにらめっこなどに挑戦した。 来年正月午後11時30分には特番として放送予定。「行列」の後継としてレギュラー化が決定すればグループ初の冠レギュラー。ゴールデンタイム(G帯、午後7~10時)での抜てきにもなる。日テレ局員の話。 「『Game――』の正月特番がSNSでどれだけバズるかを確認します。それをもってレギュラー化に踏み切ります」 日テレも明確な狙いを持っている。 「Z世代の取り込みを重視しています。その点でSixTONESは10~20代女性の人気が抜群。『行列』の後継として最適解です」(前出局員) 日曜午後9時枠はTBSの連続ドラマが強く、「半沢直樹」(13、20年)などでヒットを飛ばしてきた。「Game――」は苦戦が予想されるが、「挑戦的な編成になるのは織り込み済みで。TVer、Huluで再生数を獲得することを狙っています」(同)。 20年のデビュー同期のSnow Manは昨年4月からTBS系「それSnow Manにやらせて下さい」(金曜午後8時)でG帯の冠レギュラーを担当。SixTONESに先んじていた。 老舗番組が終わり、トップアイドルのG帯番組で再生数を獲得――テレビ界の変革を象徴する編成になりそうだ。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)
東スポWEB