台湾の獅子舞、富山・氷見市立博物館で展示 高雄市立歴史博物館との交流展
(高雄中央社)富山県の氷見市立博物館で、同館と友好協定を結ぶ南部・高雄市立歴史博物館との「交流展」が3日から開催されている。台日交流の促進や民間に伝わる伝統芸能の普及などを狙い、高雄市立歴史博物館の所蔵品を中心とした台湾各地の獅子舞(舞獅)に関連する資料を展示している。 高雄市立歴史博物館が6日、報道資料で知らせた。両館は2020年に友好協定を締結。両市には獅子舞が祭りで重要な役割を果たしているという共通点があるといい、昨年から今年にかけては高雄市側で、氷見市の獅子舞資料を展示する特別展も開かれた。 高雄市立歴史博物館の李文環館長は、昨年から同館で行われた特別展では来場者に日本の独特な獅子舞の文化を知ってもらえたと言及。今回の交流展ではさまざまな困難を乗り越えて台湾の獅子舞が海を渡ったとし、氷見市の人々に台湾の歴史や文化の魅力をより身近に感じてもらえるだろうと語った。 交流展「海を渡る獅子舞―高雄の『舞獅』文化」は9月1日まで。8月5日、13日、19日、26日を除く毎日午前9時から午後5時までの開館で、入場無料。 (林巧璉/編集:田中宏樹)