女性ライダーが楽しく交流 長野県塩尻市・チロルの森でイベント
バイクを愛好する女性が交流する「ピクニックツーリング」が15日、長野県塩尻市北小野のチロルの森で開かれた。松本地域などの女性ライダーでつくる「走レル女達企画部」が主催し、女性が楽しめる内容を考えた。県内だけでなく、東京都や静岡県など広い範囲から約20人が訪れ、ともに食事を作って食べたり、情報交換したりした。 会場に到着すると1人ずつ、愛車との写真をカメラマンが丁寧に撮影し、思い思いのポーズで応じた。芝生の一画にテーブルを出してオリジナルハンバーガーを作り、おしゃべりを楽しみながらみんなで味わった。 ホンダ、カワサキ、ハーレーダビッドソンなど、さまざまなバイクが集まった。バイクに乗り始めて2カ月という上伊那郡箕輪町の会社員・今井詩乃さん(21)は、ヤマハSR400を駆って参加した。「憧れの世界だった。好きなものを見つけられた」と感じており、先輩の女性ライダーとの会話を楽しんでいた。 「映える」「楽しめる」ことも大切に、女性だけが集まるイベントを開きたいと考えた。インターネットのSNS、バイク店やライダーが集まるカフェでの周知、同車種に乗る仲間への呼びかけなどで参加者を募った。 バイクのイベントは数多いが、ライダーでは多数派の男性視点で企画されることが大半。「企画部」の山田麻美さん(42)=松本市=は「こういう集まりが夢だった。これを機会にして、また走りましょう」と呼び掛けていた。
市民タイムス