トランプ氏、次期政権の財務省幹部を発表-減税でベッセント氏支える
(ブルームバーグ): トランプ次期米大統領は2日夜、財務長官に指名したスコット・ベッセント氏と共に働く次期政権の財務省幹部を発表した。
共和党の税制ロビイストとして長年活躍してきたケン・キース氏が、減税政策を担当する次官補に就く。トランプ氏が自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。
キース氏は2025年の主要政策課題としてトランプ氏が掲げる減税に取り組む財務省で大きな役割を果たすことになる。キース氏はマイクロソフトや保険会社、金融グループなどを顧客としてきた。
資産家チャールズ・シュワブ氏の孫娘サマンサ・シュワブ氏は副首席補佐官として、首席補佐官に就くダニエル・カッツ氏を支える。マンハッタン研究所のカッツ氏はトランプ政権1期目で財務省の上級顧問を務めていた。
サマンサ・シュワブ氏は、トランプ政権1期目では立法担当局(OLA)に勤務。チャールズ・シュワブ氏は17年のトランプ大統領就任式の資金調達委員会に100万ドルを献金した。
トランプ氏の選挙活動で全国副財務ディレクターを務めたコラ・アルビィ氏も副首席補佐官となる。
原題:Trump Picks Ken Kies for Key Treasury Job Ahead of Tax Cut Push (抜粋)
--取材協力:Hadriana Lowenkron.
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Yi Wei Wong, Laura Davison