プロでも観たかった…“甲子園のスター”だった天才打者(4)同期4人プロ入りでも“最強バッター”は…?
第106回全国高等学校野球選手権大会は、京都国際(京都)の初優勝で幕を閉じた。今夏も、数多くの高校球児が聖地で躍動。中には、一躍プロ注目選手に名を上げた逸材も現れた。一方で、過去には夏の甲子園で華々しい活躍を見せるも、プロの世界に進まなかった選手も少なくない。ここでは、プロ入りしなかった天才打者を紹介したい。
原島正光(日大三)
日大三高の4番打者として2001年夏の甲子園優勝に貢献した原島正光。3試合連続本塁打を放つなど、圧巻の活躍で甲子園を沸かせた。 3年春に初めて甲子園の土を踏むと、初戦で姫路工のエース・真田裕貴(元巨人など)から本塁打を記録。チームはベスト16で敗退となったが、印象的な活躍を見せた。 同夏も甲子園出場を決め、初戦から3試合連続本塁打をマーク。当時の歴代最高記録であるチーム打率.427を誇った強力打線の4番打者として君臨し、全国制覇を達成した。 近藤一樹(元オリックスなど)などチームメイト4人がプロ入りする中、原島はプロ志望届を提出せず、明治大へ進学。1年春から4番を任されるなど、大学通算8本塁打と実績を残したが、ドラフト指名漏れを経験。 その後は日立製作所に進み、入社3年目には都市対抗に出場。しかし、プロ入りは叶わぬまま、現役を引退した。
ベースボールチャンネル編集部