自由で気ままでも… 魅惑の「ソロ登山」に潜むリスクとは!? 危険すぎる「トラブル」実体験レポ
単独で登山をしているハイカーがいるのはなぜか? それは「ソロ登山」には、たくさんの魅力があるからだ。しかし、単独での登山にはやはりリスクが伴うのは間違いない。 ■【画像】自由で気ままが一番のメリット「ソロ登山」で遭遇しやすい「トラブル&アクシデント」実体験写真7枚を見る 今回は「ソロ登山」の魅力と、知っておきたいリスクやデメリットについて、筆者の体験談を交えてお伝えしたい。
■「ソロ登山」の魅力(メリット)
●自分のペースで歩ける、行動の自由度が高い 「ソロ登山」では、誰かに合わせることなく自分のペースで行動できる。複数人での登山では同行者に配慮しながら行動するため、知らず知らずの間にオーバーペースやスローペースになり、自分のペースを崩されてしまうことがある。自分のペースで歩くことがどれだけ登山を楽しくするのかを「ソロ登山」を体験してみるとよくわかる。 好きなタイミングで休憩でき、気に入った景色を時間の許す限り堪能できる。また、仲間との日程調整の必要がなく、自分の都合で行きたい山に行くことができるのも大きなメリットだ。 ●登山計画が簡単にできる グループ行動ともなると、どうしても興味のない場所に付き合うことも出てくる。仲間が計画したルートに全て賛同できないこともあるだろう。「ソロ登山」の場合、登山ルートも寄り道も全て自分で決めるので、行きたい場所のルートも自由に計画できるのだ。 自身で全て計画するということは、行動時間や体力面でレベルにあったルート選定も自己責任となる。筆者はそこも「ソロ登山」の魅力であると感じている。全てを自分で決めるため行動計画をしっかり把握した上で出かけることができる。 ●出会いや交流がある 「ソロ登山」では思いもよらぬ出会いや交流が生まれることもあり、筆者はそれも楽しみの一つだと感じている。グループで行動している時はそのグループ内での交流が主となるため、他のグループと交流することはあまりないが、一人で行動しているとなぜか他のグループや同じように単独で行動している人と交流が生まれるから不思議だ。 交流が生まれるのはいいことだと思うが、人によってはそこまでの関係を望んでいないこともあるので見極める感覚も必要だ。一方的な話しかけがトラブルの原因になることも考えられるので、お互い気持ちよく過ごせるような距離感や空気感を大切にしたい。