中谷美紀が男性にキビシイ一言 自分に厳しいからできたアイドルからの転身
中谷美紀が15日付の自身のブログに、世の男性の肩身が狭くなるような言葉をつづっている。 「自分は何も家事を手伝わないにもかかわらず、妻や恋人への要求だけは高い男性は、まだまだたくさんいらっしゃるようにお見受けいたします」 これは、4月から始まる主演ドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)の内容にちなんだもので、二組の夫婦の本音と秘密の物語になるという。大手プロダクションから独立して約3年、女優として着実に歩み続ける裏には、自分に厳しく、仕事に対し真摯に取り組む姿勢があるようだ。
中谷主演の新ドラマとは?
中谷は娘の中学受験を見届けて職場復帰し、家事に仕事に奮闘する主婦・佐藤真由美役だ。夫・秀明は玉木宏、秀明が勤務するハウジングメーカーの顧客でモラハラ夫の中学教師・茄子田太郎をユースケ・サンタマリア、その貞淑な妻・綾子を木村多江が演じるという。 中谷によると、「既婚、未婚を問わず、恐らく全ての女性が抱くであろう男性への不満を辛辣かつコミカルに吐き出し、普段は人目をはばかって罵詈雑言を口にすることのできない女性の心を代弁させていただきます」とのことだ。また、男性の女性に対する不満や心のつぶやきもふんだんに盛り込まれているというから、男性にも救いがありそうだ。
女優デビュー前はアイドル歌手として活動
今年42歳になった中谷。18日放送『ボクらの時代』(フジテレビ系)では未公開スペシャルとして昨年10月29日放送の中谷の出演回も取り上げられた。その中で中谷は仕事に対し「自分が一番厳しいお客さん」、「残念ながら満足したことが一度もない」と語っていた。ドラマデビューは1993年と早い。かれこれ四半世紀になる女優としてのキャリアだが、その間に満足したことが一度もないというのは、自身への厳しさと仕事へのこだわりの強さを物語る言葉だ。 芸能界入りという意味では、女優デビュー前にアイドル歌手としてのキャリアがあることが知られている。1991年から93年まで、テレビ朝日放送の『桜っ子クラブ』内のアイドルグループ、桜っ子クラブさくら組のメンバーとして活動していたのだ。 「あの番組は森脇健児と、当時光GENJIメンバーだった内海光司がMCで、なんとSMAPやTOKIOも出演していたんですよ。さくら組には菅野美穂はじめ、井上晴美や持田真樹らもいたし、いま考えれば実に豪華な番組でしたね」と語るのは、地上波放送局の40代男性プロデューサーだ。 93年にドラマ『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)で女優デビューすると、ドラマや映画、CMなどで幅広く顔が知られるようになった。以後は女優としてのイメージが定着したが、96年に坂本龍一プロデュースのシングルCD「MIND CIRCUS」をリリースし、音楽活動を再開した時期もあった。翌97年3月には、“中谷美紀 with 坂本龍一”名義でリリースした「砂の果実」がオリコンシングルチャートでトップ10入りしている。坂本美雨が「坂本龍一featuring Sister M」としてリリースした「The Other Side of Love」の日本語バージョンで、印象深い日本語詞は「少女A」「2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-」など数々のヒットで知られる売野雅勇氏が手がけた。