中谷美紀が男性にキビシイ一言 自分に厳しいからできたアイドルからの転身
90年代後半からは確かな演技力に高評価
「90年代後半からは、渡部篤郎と共演した初主演ドラマ『ケイゾク』など、美人なだけではなく、確かな演技力のある本格派の女優として定評を得るようになりました。転機の一つは、2005年から2006年にかけてでしょうね。2005年公開の『電車男』でヒロインのエルメスを演じたのが大きな話題になった。翌年公開の『嫌われ松子の一生』では日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞はじめ多くの映画賞で主演女優賞に輝いて、一流の女優としてのステータスを確立しました」と分析するのは、映画関連メディアの40代男性編集者だ。 今回の新ドラマにも期待がかかるが、TBSと中谷の相性はいい。前述の初主演ドラマ『ケイゾク』をはじめ、美しい花魁姿が話題になった『JIN-仁-』とヒット作を生んだ。2年前にも『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』で演じた、容姿端麗だが上から目線で結婚できないアラフォー女医役が話題を呼んだ。 長年所属した大手芸能プロダクションを2015年7月に退社し、3年近く経つ。個人事務所を設立して独立した形だが、独立するといったん仕事が激減することも珍しくないなか、中谷の仕事のペースは以前から変わらない。周囲への気配りの良さも漏れ伝わってくるが、何より仕事に対するこだわり、手を抜くことなく常に全力で取り組む姿勢が、「この人とまた仕事を一緒にしたい」と思わせるのだろう。 (文・写真:志和浩司)