指導歴20年の塾講師が語る「中学受験に向いていない」5つの性格。幼い子は不利って本当…?
▼幼い子は不利なの!? 中学受験に不向きな5つの性格
「うちの子、幼いんですけど、中学受験には向いていないでしょうか?」といったご相談をよくいただきます。 【分析結果】将来の「年収」に影響する!大規模調査で判明した子ども時代にすべきこと わが子に中学受験をさせたいと思っていても、向いていないのに無理にやらせたら勉強が嫌いになってしまうのではないかとか、自己肯定感が下がってしまうのではないかと不安になりますよね。 たしかに「幼い子は不利」と言われることは多く、その通りなことも多いです。しかし、幼さにもいろいろあり、タイプによって、有利か不利か話が変わります。 例えば、「ママのことが大好きでいつもべったり甘えてくる」といった幼さであれば、受験で問題になることはあまりありません。むしろ反抗期に差し掛かり、何を言っても反発されるよりは、よほど受験に向いていそうです。 ざっくり大まかに幼い子にありがちな特徴・性格といっても、そのなかでプラスに働くものとマイナスに働くものがあるのです。 今回は、中学受験に向いていない性格と、その性格を変えるヒントについてお伝えします。まだ低学年のお子さんであれば、中学受験を始めるか・やめておくか、すでに始めているお子さんであれば、続けるか・撤退するかの判断基準にしてみてください。
◆性格1.誠実性=勤勉性や自制心が低い
「ビッグファイブ」といって、人間の性格を5つの基本的な因子で説明しようとする心理学の理論があります。この特性によると、人の性格は、「外向性」「誠実性」「調和性」「開放性」「神経質的傾向」の5つの因子から成り立つとされています。 このビッグファイブ性格特性のうちの「誠実性」といわれる特性、「勤勉性」や「自制心」とも呼ばれるものが低い子どもは、やはり中学受験に向いていません。 遊びたい気持ちを我慢して、日々コツコツ勉強を継続する力がある子の方が受験ではよい成果をあげられます。 「我慢ができない」「すぐ遊びたい欲求に飛びつく」といった幼さが目立つようであれば、中学受験には向いていない可能性が高いでしょう。