【独自】JR四条畷駅に接続の歩道橋 建設工事の価格設定に「違法性ある」と訴え… 予定価格「約5000万円上回る」前市長に支払い求めるよう大東市議の男性が住民監査請求
大阪府大東市で建設が進む駅前の歩道橋をめぐり、工事契約の価格設定に違法性があるとして、市議会議員の男性らが住民監査請求を行いました。 大東市は、市内にあるJR四条畷駅に接続する歩道橋(ペデストリアンデッキ)の建設をめぐり、2023年6月以降、一般競争入札を3回行いましたが、参加したのはいずれも大阪市淀川区の建設会社1社のみでした。大東市の規則では、入札者は2者以上ないと入札は成立しないことになっています。 大東市は、入札によらない随意契約の形で、その建設会社と契約を締結。しかし、その随意契約の契約価格は、初回の入札時の予定価格である4億8730万円を5170万円も上回る、5億3900万円となりました。 大東市議会の光城敏雄議員らは「最初の競争入札で決めた予定価格を変更できないと定めた、地方自治法の施行令に違反している」として、大東市が予定価格を上回った分の5170万円の支払いを東坂浩一前市長に求めるよう、市の監査委員に住民監査請求を行いました。 大東市は「現段階ではコメントできない」としています。