【速報】斎藤知事の”長い一日”はじまる 就任1146日目の登庁「様々な選択肢をしっかり考えたい」 議会は午後にも不信任案提出へ…
2021年8月1日、第53代の兵庫県知事に就任した斎藤元彦氏。 知事としてはじめての記者会見では、「県民の皆さんの大きな負託をもらった。新しい県政、新しい兵庫県をつくっていくことをこれから頑張っていきます。そういう意味でも、第一歩ということになります。」と、これからの任期、4年間を見据えていました。 【LIVE】不信任決議案提出へ…斎藤知事の様子は?
◆就任から3年と50日 その日が訪れた
きょうは知事就任から3年と50日。9月の県議会が開かれる日です。 午前11時からの本会議を前に、斎藤元彦知事が午前10時ごろ兵庫県庁に登庁し、記者らに対して取材対応しました。 斎藤知事は、「9月議会、まずは補正予算についてしっかり説明させていただく。」と述べました。 そして、不信任案の提出が目前に迫っていることについては、「これから、実際に議会が始まり提出されて審議されるので、しっかり見て、そこから判断したい」と述べました。 その後の自身の判断については、「不信任決議は大変重いので、仮に成立した場合は、法律の規定に沿って自分としてどのような判断をしていくかを考える。様々な選択肢をしっかり考える」と述べました。 また10日間熟慮するかどうかについては明らかにしませんでした。囲み取材は約5分で終了しました。
◆不信任案 議会開会日に午後にも提出へ
MBSが入手したのは前日までの段階の不信任案の原文、県議会は知事に「辞めてもらう」理由を、どのように説明しているのか、内容を見ていきます。 まずは、「我が雄県兵庫は危機的状況に直面している」と強い言葉があり、「専門家も公益通報者保護法の見地から、兵庫県は今も違法状態と断じている」、「元県民局長の命を守れなかったという厳然たる事実は大変重く責任は大きい」と続きます。 さらに、斎藤知事の百条委員会での発言にもふれ、「道義的責任が何かわからないとの知事の発言から、その資質を欠いていると言わざるを得ない。」「告発文書への初動や、その後において対応が不適切、不十分であったことにより、県民の信頼を損ない、県職員を動揺させ、議会を巻き込み、県政に長期にわたる深刻な停滞と混乱をもたらしたことに対する政治的責任は免れない」として、「本県議会は、斎藤元彦兵庫県知事を信任しない。」と重い言葉でまとめています。