プロ野球界2014年一番の雨男は誰だったか
人気番組「アメトーーク!」(テレビ朝日系)では、日本ハム大谷投手を特集した企画「大谷翔平スゴイんだぞ芸人」が放送されるなど、まだまだ世間を賑わすプロ野球界。今回はシーズン終了後だからこそできる「試合に関するアラカルト」と題して、「試合時間」や「スコア」など、普段はあまり気にしない「試合そのもの」について、いろんな角度から調査してみた。
延びる続ける試合時間
90分間で争われるサッカーと違い、見る人にとって長いと感じるのが野球の試合時間。日本野球機構が発表した2014年シーズンの平均試合時間は表1にある通りで、セ・リーグが3時間21分なのに対し、パ・リーグは3時間23分となっている。また、リーグ全体の平均試合時間3時間22分というのは過去20年間で2番目に長いものとなった。これについては、MLBでも年々長くなる試合時間を短くしようと、攻守交代や投手交代に時間制限を設けテストを実施するなど、様々な取り組みで対策が練られ始めている。
打撃力の影響か
表1には、セ・パ各球団の「最長試合時間」と「最短-」、そして「今季一番多かった試合時間」と「その回数」、「5時間を超えた試合の数」をまとめた。5時間超えの回数ではパ・リーグがセ・リーグを圧倒、最短試合時間でもパ・リーグの方が比較的長いように見受けられる。DH制を採用し、高い打撃力を誇るパ・リーグならではの影響が試合時間にも出ている結果となった。
やはり大谷翔平はスゴイんだぞ
また、各球団の最短試合上位10試合に先発した投手を集計した結果では、エース級が軒並みランクイン。各球団の先発投手で最短試合トップ10入りした回数1位は以下の通り。
【セ・リーグ】 巨人 菅野(2試合) 阪神 メッセンジャー(5試合) 広島 大瀬良(4試合) 中日 山井、浜田、大野(2試合) DeNA 三浦(3試合) ヤクルト 石川(3試合) 【パ・リーグ】 ソフトバンク ウルフ(3試合) オリックス 西(4試合) 日本ハム 大谷(3試合) ロッテ 石川(3試合) 西武 岸(4試合) 楽天 則本(3試合)