プロ野球界2014年一番の雨男は誰だったか
各球団エース級がテンポの良い試合作りでチームにリズムを生み出している中、ここにもランクインしてくる大谷翔平は、やはりスゴイ男である。
球界の雨男は?
次に表2では、雨天などで中止となった試合についてまとめた。今季セ・リーグでは16試合が、パ・リーグ、そして交流戦ではそれぞれ10試合が中止となっている。また、それらの表から球団別中止回数をまとめたものが表3、投手別中止回数を一覧にしたものが表4となっている。
試合中止回数1位のヤクルト投手陣では、石川や木谷、八木らが2回ずつ先発(予告含む)で中止回数ランキング入りを逃したのに対し、楽天辛島と則本が他を圧倒。10試合ある楽天の中止試合の中で、9試合を2人で占めるなど、球界を代表する雨男と言える。また、中止頻度の高い「楽天-オリックス戦」に「辛島/則本-西」の組み合わせが加わることにより、試合中止の確率がグンと上がる傾向が見られた今シーズンであった。
今季もっとも多かったスコアは?
最後に今シーズン多かったスコアを表5にまとめた。その結果「4-3」(ホームとビジターが逆スコアである「3-4」も含む)が57試合で最も多く、全体的に見ても「2-1」「3-2」など接戦の試合が多かったことが分かる。また零封の試合では、「1-0」のみトップ10入りと、シャットアウト勝利がいかに難しいかもうかがえる。その他では「1-1」が1試合と意外な結果となっている。 (株)日刊編集センター