パラグアイとのPK戦を制したエジプトが1964年東京五輪以来となるベスト4進出【パリ五輪】
パリ・オリンピック(五輪)準々決勝、U-23エジプト代表vsU-23パラグアイ代表が2日に行われ、1-1で90分を終了。延長戦でも決着が付かず迎えたPK戦を5-4で制したエジプトが準決勝に進出した。 スペイン、ドミニカ、ウズベキスタンが同居したグループCを2勝1分けの首位で通過したエジプトは、3日前のスペイン戦のスタメンからエル・ドゥベスに代えてサベルのみを変更した。 一方、日本、マリ、イスラエルが同居したグループDを2勝1敗の2位で通過したパラグアイは、3日前のマリ戦のスタメンからフェルナンデスに代えてビエラのみを変更した。 ややパラグアイが敵陣でのプレーが多かったものの、慎重な入りとなった試合は互いにシュートまで持ち込めない展開が続く。29分にようやくD・ゴメスの直接FKでパラグアイが両チーム通じて初の枠内シュートをマークした。 すると31分、エジプトに決定機。ファイサルが右サイドを打開してクロス。受けたサベルがシュートに持ち込んだが、GKフェルナンデスの好守に阻まれた。 ハーフタイムにかけては再び膠着状態に陥った中、パラグアイは43分にエンシソがミドルシュートで牽制したが、ゴールレスで前半を終えた。 迎えた後半も慎重な姿勢で推移した中、65分にエジプトに決定機。相手DFのクリアをカットした流れからファイサルがGKと一対一となったが、シュートはGKフェルナンデスのビッグセーブに阻まれた。 すると71分、パラグアイが均衡を破る。エンシソのダイレクトパスを引き出したD・ゴメスがGKとの一対一を制した。 その後、エンシソを下げて逃げ切り体制に入ったパラグアイだったが、エジプトが終盤の88分に追いつく。セットプレーの流れからアデルのヘディングシュートが決まった。 1-1のまま迎えた延長戦でも決着が付かずPK戦に突入した一戦は、5人全員が成功したエジプトが5-4で勝利。1964年東京五輪以来となるベスト4進出を果たしている。準決勝ではフランスvsアルゼンチンの勝者と対戦する。 U-23エジプト 1-1(PK5-4) U-23パラグアイ 【U-23エジプト】 イブラヒム・アデル(後43) 【U-23パラグアイ】 ディエゴ・ゴメス(後26)
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