子どもの紫外線対策は何歳から?日光を浴びる・浴びないどっちがいいの??気象予報士が解説
次第に日ざしが強まっているのを感じ、紫外線対策が気になる季節。最近は子どももある程度の紫外線対策が必要だという考えが浸透してきていますが、ひとくちに子どもと言っても年齢に幅があり、いったん何歳から対策が必要なのか迷うところですよね。 【画像】子どもの紫外線対策は何歳から?日光を浴びる・浴びないどっちがいいの??気象予報士が解説 また、紫外線をまったく浴びさせないのも体に悪そうですし、どういう場合にしっかりした対策をすべきなのか、判断のポイントを知りたいところです。今回は、気象予報士・防災士・野菜ソムリエとして活躍する植松愛実さんに、これからの季節に気になる子どもの紫外線対策について教えてもらいます。
何歳から紫外線対策をすべき?
結論から言うと、紫外線対策は「0歳から」必要です。 ただ、いくら紫外線が肌に有害だとは言っても、紫外線を浴びることで体内でビタミンDが生成されたり、体の新陳代謝が高まったりと必要な面もあるため、まったく浴びないのは逆に健康に悪いということになります。 そのため、子どもの体の特徴や、遊ぶ場所・時間帯などを考慮して、ひとりひとりにあわせた対策をしていくことが大切です。
肌や目が弱い場合はしっかり対策を
子どもたちが外で遊んでいるとき、肌に何の異常も感じない子もいれば、肌がヒリヒリ痛くなったり赤くなってしまったりする子もいます。後者のタイプの子に紫外線対策が必要なのは当然、と思っていただけると思いますが、見落としがちなのは目です。 目の弱い子の場合、学校の登下校だけで目が赤くなってしまうこともあるため、つばの広い帽子を用意したり、医師の判断によってはサングラスが必要になったりする場合もあります。
よく遊ぶ場所・時間帯は?
日陰における紫外線は、日なたの約半分と考えられています。つまり、子どもがよく遊ぶ場所に日なたが多いのか日陰が多いのかによって、どのくらい紫外線対策が必要かが異なってくるのです。ちなみに、季節や時間帯によって日陰の範囲がかなり変わってくるので、その都度チェックするか、それが大変な場合は夏場の昼間を基準にしましょう。 また、1日のなかで紫外線が強まるのは午前10時から午後2時の間なので、その時間帯によく外に出て長時間遊ぶ場合は、極端に肌が弱い子でなくとも紫外線対策が必要になってきます。 子ども用の肌に優しい日焼け止めを使ったり、紫外線を反射しやすいポリエステルやレーヨンの服を着せるのがおすすめです。