ラップ、歯ブラシ…いま見直したい「おしゃれな脱プラスチックアイテム」便利で地球にやさしい3選
毎年7月は“プラスチックフリー・ジュライ”と呼ばれ、国際的な脱プラスチック月間となっているのをご存じでしょうか。使い捨てのプラスチックごみを削減することを目的としたこの取り組みは、2011年にオーストラリアでスタートし、日本でも広がりを見せています。 とはいえ、日常にあふれるプラスチック製品を、すぐにゼロにするのは現実的ではないかもしれません。まずは、身のまわりで「使い捨てにしがちなもの」や「マイクロプラスチックの原因になりがちなもの」から、非プラスチック製に替えてみるのはいかがでしょうか。 ここではプラスチックフリー生活がちょっと楽しくなる、おしゃれな日用品を厳選してご紹介します。
アコラップのみつろうラップ
プラスチック製の食品用ラップは、リサイクルが難しいこともあって、ほとんどが埋め立て処分になってしまう現実があります。 そこで検討したいのが、繰り返し使えるみつろうラップ。ミツバチが作る天然の“ロウ”を染み込ませた生地が、食器や器をぴたりと密閉。指先でラップ同士をくっつけて、写真のように野菜の保存バッグとして使うこともできます。 京都で生まれたアコラップは、岐阜県のミツバチの巣から採取されたミツロウを使用。ミツロウの素材そのものを生かした色から、草木染めや泥染めで表現した色まで、おしゃれでナチュラルなカラーバリエーションも人気の秘密です。 みつろうラップ (S)1,375円、(M)1,870円、(L)3,300円
ゼロウェイストリビングの食器洗いブラシ
食器洗いのスポンジも市販のほとんどがプラスチック製ですが、実は使っているあいだに摩擦で繊維が細かくちぎれて流れ出てしまい、気づかないあいだに海を汚染する原因になっています。ほぼ毎日使うものだからこそ、マイクロプラスチックとならないか気を配りたいものです。 こちらはサイザル麻のブラシと、竹素材の持ち手でできたクリーニングブラシなので、マイクロプラスチックを流してしまう心配はなし。触り心地がやわらかめのタイプで、食器洗いはもちろん、土のついた野菜を洗ったり、洋服の汚れ落としなどにも使える便利なアイテムです。調理器具を洗うのに便利なかためタイプもあるので、用途によって使い分けてみましょう。 食器洗いブラシ 770円
ナエスの歯ブラシ
一般的な歯ブラシはブラシ部分や持ち手にプラスチックが使われていますが、ナエスの歯ブラシ“チュラリスト”は天然素材100%というこだわりぶり。持ち手は家具職人が椅子を作るときに出るブナの木の端材、ブラシ部分は主に食肉用等に育てられた馬や豚の副産物の天然毛が使用されています。 化粧筆やヘアブラシなどにも使われる天然毛は、歯のエナメル質や歯茎にも優しく、根強いファンが多いのだとか。毛の硬さはお好みによって、4種類から選ぶことができます。 歯ブラシ 2,200円