地元は期待「串本町をロケットの町に!」きょう小型ロケット『カイロス』発射へ 老舗和菓子店は4年かけてロケット饅頭を開発 「屋上での見学イベント」で集客を狙うホテルも
(串本儀平 丸山正雄さん)「串本町にたくさんのロケットに関係したお土産がありますが、持って帰ってもらって話題にしてもらって、串本は『ロケットの町なんだ』とみんなに知ってほしいと思います」
黒い麺で宇宙を表現!?ロケットにちなんだメニューを考案した高校生たち
地元の生徒たちも盛り上げに一役買っています。町内唯一の高校である串本古座高校ではロケットにちなんだメニューの考案に取り組んできました。打ち上げ当日、イベント会場で出店することになったからです。 【話し合う生徒たち】 「見に来た人が買っていくなら、やっぱり見た目で判断するやん。彩りほしいやん?」 「味もほしい」 食べやすさを重視して、提供するのは汁気のない「カレーまぜそば」に決まりました。麺は和歌山・紀州の備長炭を練り込んだ黒い麺を、あえて選びました。 (生徒)「見た目を考えた時に宇宙っぽく見えるかなというのが1番の理由です」 来場者の目にとまるように、ロケット型のニンジンや高校で育てたサツマイモなど、黒い麺に映える色とりどりの野菜をトッピング。当日は1杯1000円、300食限定で販売の予定です。 (生徒)「すごく彩りもよかったし、結構おいしい」 (生徒)「(延期続きだったので)私が高校生の間には打ち上がらないんじゃないかと若干諦めていた部分はあったのですが、食べてくださる方においしいと言っていただけたらいいなと」
今後はホテル屋上での見学イベントが“集客の目玉”に!?
期待を寄せる声は宿泊施設からも。雄大な太平洋をのぞむ露天風呂が売りの町内のホテル「大江戸温泉物語 南紀串本」。発射場から約12kmという立地もあり、打ち上げの前日は満室だといいます。 宿泊客に喜んでもらおうとこんな企画も。 (藤本裕貴支配人)「当日は希望者に集まっていただいて、みんなで観覧したいと思っています」 周辺に高いビルなどがないため、当日、ホテルの屋上からはロケットが見えるようで、100人限定の見学イベントも行う予定です。今後、打ち上げが継続的に行われれば、ホテル集客の目玉になるかもしれません。 (藤本裕貴支配人)「串本町はなかなか認知されていなかったと思うんですけど、これで全国の方に串本町をわかっていただけたらと思います。観光業にとってイベントはうれしいものですので、今後の発展に期待しています」