SNS型投資詐欺計11億円の被害に関与か 現金引き出し役のベトナム人男を再逮捕 別に指示役も?
交流サイト(SNS)を通じて神戸市の70代男性が約6億6千万円をだまし取られた投資詐欺事件で、兵庫県警は30日、窃盗などの疑いで、ともにベトナム国籍の大学生の男(24)=同市中央区=と、職業不詳の男(33)=堺市堺区=を再逮捕した。 【写真】「それ詐欺ですよ」新人タクシー運転手、客乗せたまま交番へ ピンときた! 会話で確信 6億6千万円は県警が認知するSNS型投資詐欺被害では過去最大額。県警によると、事件に使われた口座の捜査などから、大学生の男はこの被害を含め、8都府県の30~70代の男女14人が計11億円をだまし取られた事件に現金の引き出し役として関与した疑いがあり、指示役がいたとみて全容解明を進める。 再逮捕容疑は3月、他のベトナム人名義のキャッシュカードを使い、大学生の男は計350万円を、職業不詳の男は計100万を引き出すなどした疑い。いずれも神戸市の男性がだまし取られた被害が含まれるという。県警の調べに、ともに黙秘している。 2人は同様の容疑で9日に県警に逮捕されていた。