度会隆輝(横浜高・内野手) 白球を追う家族全員の夢
内・外野を守るヤクルトのユーティリティープレーヤーとして活躍。神宮のファンを沸かせた明るいキャラクターだった度会博文のDNAを継いでいる。3歳上の兄・基輝(中央学院大3年)の影響も受け、次男も白球一筋の人生を歩んできた。10月26日のドラフト会議直前特集として「父子の絆」をキーワードに、高校生3人のドラフト候補に迫る。 取材・文=岡本朋祐 写真=田中慎一郎 撮影前、脱帽でのポーズを依頼すると「ボサボサじゃないですか?」と、度会隆輝は愛嬌たっぷりの笑みを浮かべた。だいぶ髪の毛も伸びた。これには事情があった。 「夏の神奈川の独自大会(準々決勝敗退)が終わって以降、3年生で散髪していないのは自分だけなんです(苦笑)。10月20日過ぎには切ろうかな、と思っています」 これも一つの決意の表れだ。10月26日にドラフトを、すっきりした気持ちで迎えたいと考えている。 「不安ではない、と言えばウソになる。人生の中でも、こんなにドキドキすることはあまりないこと。自分ではどうすることもできませんから、必死に練習するだけです」 尊敬する人物を聞くと、度会は・・・
本文:2,811文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール