「水上の格闘技」54歳のレジェンド大城智子選手 娘2人と夫の支えで20年ぶり日本代表復帰
カヌー好きの夫が陰でサポート
大城さんには、良き理解者がいます。カヌー経験者の夫・良介さん(45)。 「こんなに2人ともずっとカヌーに乗っている夫婦はいないかもしれない。けっこう仲良しで有名なので」(良介さん) 「仲良し“風”っていつも言われてる」(大城さん) みよし市役所で働く大城さん。 良介さんは練習相手だけでなく、カヌーの準備、時には練習着の洗濯など、陰ながらサポートしています。 「仕事をフルで働いて、家に帰ってきたら料理をして、朝起きれば家族みんなの弁当を作ってくれる。平日も時間がある時はジムに行き、週末は朝からカヌーの練習。時間の使い方とか一生懸命やる熱量はすごいと思います。身内だけど尊敬する人という気持ちで応援しています」(良介さん) 二人の娘を持つ母親としての一面も。 「『今週の週末は?』っていつも予定を聞かれるんです。カヌーって答えると『またカヌー?』ってだいたい言われる。たぶん引かれていると思います(笑)」(大城さん) 「やりたいことやれているならいいかな」(長女) 10月に中国で開かれた世界選手権。中心メンバーとして7試合すべてに出場したカヌーポロ界のレジェンド。競技歴30年を超えたいまなお、カヌーポロへの情熱は冷めません。 「大人になってからこんなに夢中になってやることってない。カヌーポロ人生のゴールは、乗れなくなるまでやる」(大城さん) 大城さんは、カヌーポロの試合会場に託児所を設置する働きかけもしています。ほかの選手がお母さんになってからも競技を続けられるようにということです。 来年9月、マレーシアで開かれるアジア選手権を目指します。 (11月7日放送 メ~テレ『ドデスカ+』「じもスポ!」コーナーより)