リーグ開幕3連敗のエヴァートン、ダイチ監督解任の意思は現状なし ピッチ外も不安定な状況が続く
開幕戦からリーグ3連敗を喫しているエヴァートンだが、今のところショーン・ダイチ監督を解任する予定はないという。イギリス『The Telegraph』など各メディアが伝えている。 【動画|劇的な幕切れ エヴァートン vs ボーンマス】ショートハイライト エヴァートンはブライトンとの初戦を0-3で落とすと、続く第2節アウェーでのトッテナム戦を4-0と大敗。第3節では試合終盤まで2点のリードを奪っていたものの、残り10分で3点を奪われ、2-3とボーンマスに敗れている。 こうした状況で、昨シーズン限りでウェストハムを退任したデイビッド・モイーズ氏の復帰を望む声も上がる中、ダイチ監督の立場は現状では危ぶまれていないという。 ダイチ監督はかつて指揮をしたバーンリーでの功績や、過去2シーズンでエヴァートンを残留させた手腕を評価されており、イギリス『Mirror』は「今節アストンヴィラ戦で負けたとしてもダイチ監督の職が危うくなることはないだろう」と見解を示している。 また現在エヴァートンのオーナーを務めるファルハド・モシリ氏はクラブの売却に動いており、クリスタルパレスの共同オーナーのジョン・テクスター氏が新オーナーの有力候補となっている。『Telegraph』も「アストンヴィラ戦の結果はダイチ監督の立場に影響を与えない」とし、その理由として「今監督交代をすれば、クラブが陥っている混乱がさらに増すだけ」と伝えている。 エヴァートンとダイチ監督の契約は、今シーズン終了までとなるが自身の契約について問われたダイチ監督は次のように語っている。 「まずはクラブの全体像が主な焦点となる。クラブが目指すところからは、ほど遠い所にいる。試合に勝ちたいというのが私の第一の考えであり、私自身や契約の問題は重要ではない。スタッフと選手が団結し、試合に勝つことが大事なんだ」 またダイチ監督はクラブの置かれた現状については「浮き沈みの激しい時期だったが、今はある程度の平穏を取り戻した。現時点ではピッチ内外で不安定な状況で、オーナー交代の話が出たり、ピッチ上では望むような結果を得られていない」と語った。 今シーズンのリーグ戦初勝利を目指すエヴァートンは、日本時間15日1時30分にアストンヴィラ戦を控えている。
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