日本オーエー研究所、上場へ 来月、名証ネクスト市場に
名古屋証券取引所は20日、システム開発を手掛ける日本オーエー研究所(本社東京都、奥山宏昭社長)の名証ネクスト市場への上場を承認したと発表した。同市場への上場企業数は20社目となる。上場予定日は12月23日。同社は今回の上場により、12月22日付で東京証券取引所のプロ投資家向け市場「東京プロマーケット」の上場を廃止する。 設立は1983年。主に官公庁向けのシステム開発を手掛けている。2023年12月期の売上高は27億3100万円、純利益は2600万円。従業員数は223人。22年12月に東京プロマーケットに上場した。 ネクスト上場は、信用力の向上を主な目的としている。町野公彦取締役執行役員は「個人投資家への取り組みを強化している名証を選んだ。経済安全保障などの観点から、官公庁向けのシステム開発は、信用力の高さが年々重要視されているため、当社は約7年前から上場を目指してきた。会社をさらに発展させていきたい」と話した。