【2024年上半期の韓ドラBEST3】韓国ドラママニアが選ぶ、必見名作
2023年下半期のスペシャルBEST10の発表から半年が経ち、またしてもとんでもない名作韓ドラが続々と誕生!! キム・スヒョン3年ぶりのドラマ復帰となった『涙の女王』や、空前のピョン・ウソクブームを巻き起こした『ソンジェ背負って走れ』など、大人が心打たれるロマンスものはもちろん、ファンタジー、スリラー、ヒューマンとあらゆるジャンルが勢揃い。その中から、SPUR.JP韓ドラ班が勝手に(!)泣く泣く選んだラインナップと順位を参考に、マイ・ベスト・韓ドラを見つけてみて。(※本記事では、6月26日(水)時点で最終話の放送・日本での配信を迎えている、または放送予定だったドラマから選んでいます)。 【写真】マニアが選ぶ、2024年上半期の韓ドラBEST10
1位/涙の女王【ロマンス】
『愛の不時着』の脚本家×キム・スヒョンという組み合わせだけでも、どんだけ面白いか想像に難くないのはもちろん、いやいや、その想像を超えてめちゃんこ楽しませていただいた点からすれば、やっぱり今期No.1の傑作です。財閥の娘と新入社員の世紀の結婚。それから3年目の離婚危機。そして、妻の余命宣告と財閥家乗っ取りを狙われる不穏。からの再びのロマンス。そう、韓国ドラマあるあるの目白押しなのではありますが、古臭いどころか洗練ささえ感じる巧みな演出は、「あえて“あるある”で調理しましたけど、何か?」的な作り手の自信とそれを裏付ける完成度の高さがひしひし。財閥の娘役のキム・ジウォンは、これまでのどの作品よりも超絶麗しく、氷のように冷たい眼差し&態度と、実はピュアで優しい内面とのギャップの表現に圧倒されることしきりなのですが、個人的にはやっぱりキム・スヒョン。冷酷な妻と理不尽な財閥家にボロボロにされていくスヒョンがとにかくおかしいし、めちゃんこキュート。コメディが上手い人が真の演技派と言われるけれど、三枚目だけに終らずどんどん強く優しく頼もしくなっていく二枚目ぶりも超絶カッコ良く、さすが!(さすらいのライター山崎) キム・スヒョンにすべてを持っていかれた感がヒシヒシ。百想芸術大賞でもふとした瞬間にヒョヌの愛嬌を披露するし、一体どこまで私たちを沼らせる気なんですか!? 3年待った甲斐があると思えるくらい、酔っ払うスヒョン、泣き喚くスヒョン、戦うスヒョン、一途なスヒョン、真剣なスヒョン、愛嬌満載のスヒョンetc.。本作だけで彼をマルっと堪能できるファン泣かせの作品に仕上げている素晴らしさ。物語としては財閥と一般人のロマンスという入口は韓ドラ常套句でありながら、財閥ならではのドロドロ、恋愛のいざこざやすれ違い、とびきりのロマンス、ひと匙のエッセンスでスリラー要素を投入。パク・ジウン作家らしい『愛の不時着』『青い海の伝説』『星から来たあなた』の類似ポイントをふんだんに盛り込み、エンタメとして存分に楽しめる仕掛けに。リアルとファンタジーの境界線をはっきりと分断せず、曖昧にしているところもいい。加えてキム・ジウォンとのリア恋感が絶妙でしたね。ラブに関する若干の物足りなさをメイキング動画で後出しするのもニクい! 沼落ち必至です。(エディターK)
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