【解説】アップル“生成AI”システム導入 「チャットGPT」と連携で…Siriの機能向上、オリジナル絵文字作成など可能に
プライバシー重視の企業体制で出遅れ
青井キャスター: ーーアップルがAIで出遅れていた理由は? 立石 取材センター室長: 生成AIは、個人のデータも学習して利用する可能性があり、プライバシー侵害のリスクが指摘されている。 アップルは、「プライバシー重視」というブランドイメージを維持したいとの考えもあり、AI分野に乗り出すのが遅れたと思われる。だが、AI分野での遅れの影響が、経営にも影響していることがハッキリしてきた。 宮司キャスター: 時価総額ランキングを見ると、AIを専門とするエヌビディアの時価総額が、先週アップルを抜いて2位に浮上し、さらに、人工知能への投資を重視してきたマイクロソフトも収益や株価が好調で1位となり、アップルが後れをとっている形となっています。 立石 取材センター室長: ハイテク企業で「AI」はキーワードになっていて、アップルもこの分野に乗り出さざるを得なかった。 青井キャスター: ーー山口さんは、この生成AIをどうみていますか? スペシャルキャスター 山口真由さん: セキュリティーを重視するアップルと、オープンAIはカルチャーが真逆なので衝突があると思いますが、もしうまくいけば、オープンAIがアップルのデータをすべて使えるわけですし、相乗効果がありそうだと思います。 (「イット!」 6月11日放送より)
イット!