複合カフェはシニアの居場所? 部屋も設備も清潔、60歳以上には割引も リーズナブルで有意義な3時間に
【年金世代・予備軍「シニアの居場所」】 「複合カフェ」の人気が高まっているようです。複合カフェとは、ネットカフェやマンガ喫茶、カラオケなど、いろいろなアミューズメント要素が複合した時間消費型施設です。 複合カフェの多くは会員制で、会員は入店時にブースや個室など使いたい席を選びます。入店後は、コーヒーやお茶などが飲み放題、新聞・雑誌・マンガが読み放題、パソコンも使い放題。Wi―Fiも完備しており、ビデオ会議やパソコン作業などの仕事もできます。別料金ながら食事もできますので、長時間過ごせます。 ネットカフェ的な施設にネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、筆者もよく利用しますが、大手の複合カフェはセキュリティーがしっかりしており、部屋やドリンクバーなどもとても清潔です。 そんな複合カフェはシニア世代にとって「3時間楽しく過ごせる居場所候補」かもしれません。 複合カフェ最大手、快活CLUBを運営する快活フロンティア経営企画部の大城奈央さんに話を聞きました。 「シニア世代のご利用が増えているという実感はあります。ご利用方法はさまざまですが、日常のルーティンにされている人もいらっしゃるようです」 ひとりで過ごすだけでなく、近所の仲間や家族と連れだってカラオケを楽しみに来るシニア世代も多いそうです。 「弊社は紳士服AOKIのグループ会社で、AOKIで培ったお客さまへのおもてなしの精神をしっかり引き継いでいます。快活CLUBでは特にトイレやシャワーなど水回りのクレンリネスを徹底しています。またAOKIでは、お客さまに対する挨拶など接遇も徹底的に教え込まれます。それは快活CLUBにも引き継がれています」 快活CLUBは60歳以上の利用料金が10%オフで、入会費370円も無料など、シニア世代を厚遇しています。 地域によって利用料金は違い、筆者の住む埼玉県の住宅街にある店舗では、平日オープンシート利用の場合、最初の1時間が250円、その後10分利用ごとに80円が加算されますが、3時間パックだと710円です。カラオケ利用は別料金です。 多くの店舗で、3時間過ごして1000円かからないのは魅力的です。例えば喫茶店で3時間座って過ごすのはなかなかしんどいものです。複合カフェの場合、前述のようにいろいろな楽しみ方があるので、退屈のない3時間を過ごせそうです。