『虎に翼』穂高先生が抱える<複雑さ>を描き続けるドラマに視聴者驚嘆…「親心の暴走」「理解者のはずが」「キャラ造形スゴすぎる」
現在放送中の伊藤沙莉さん主演・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。第10週「女の知恵は鼻の先?」の第50回が6月7日に放送され、話題になっています。 【写真】離婚届を突き付けられて家を出た梅子。彼女を苦しめた姑を演じるのは…… *以下、6月7日放送内容のネタバレを含みます。 穂高(小林薫さん)は寅子に謝罪し、新しい仕事を紹介すると言い出す。しかし寅子はむしろこの道で生きる決心を新たにする。 家制度が変わることに反対する神保(木場勝己さん)と議論した寅子は、民法を多くの人に知ってもらうためにどうすればよいか、はる(石田ゆり子さん)と花江(森田望智さん)にも意見を聞き、新たなヒントを得る。 昭和22年、いよいよ新しい民法が成立するーーといった話が描かれました。
衝撃のラストで終えた第10週ではありましたが、穂高先生の「法の道へ導いて不幸にした」という謝罪が、むしろ寅子の初心をよみがえらせ、スイッチを入れ直したシーンがとても印象的な回となりました。 ネット上では「親心の暴走か…」「一番の理解者として、すべて良かれと思っての発言なんだよな」「寅子はもう、先生の考える範疇を越えて成長しているんだよ」「先生の抱える複雑さを描き続けようとする、ドラマのキャラ造形が凄すぎる…」といった声が見られています。 朝ドラ通算110作目となる『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんがモデル。昭和の法曹界を舞台に、激動の時代を描いたリーガル・エンターテインメントです。 仲野太賀さんや石田ゆり子さん、松山ケンイチさんらが出演し、尾野真千子さんが語りを、脚本は吉田恵里香さんが担当。 主題歌『さよーならまたいつか!』は米津玄師さんが手掛けています。
「婦人公論.jp」編集部